厚生労働省の平成28年「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病患者と予備群は次の通りです。
「糖尿病が強く疑われる者」の割合は全体で12.1%、男女別では、男性16.3%、女性9.3%という結果になりました。また、「糖尿病の可能性を否定できない者」の割合は全体で12.1%、男女別では、男性12.2%、女性12.1%という結果がでました。
この結果から推測すると、「糖尿病が強く疑われる者」は約1,000 万人となり、平成9年以降増加傾向となっています。また、「糖尿病の可能性を否定できない者」についても約1,000 万人と推計されますが、こちらは、平成9年以降増加していたものの、平成19年以降は減少傾向にあります。
また、「糖尿病が強く疑われる物」つまり患者のうち、現在治療を受けている者の割合は全体で76.6%。男女別でみると男性が78.7%、女性が74.1%となり、男女どちらも有意に増加しているという結果になりました。
参考:平成29年9月21日 厚生労働省「平成28年「国民健康・栄養調査」の結果」
厚生労働省発表の「人口動態統計の概況」によると、平成28年1年間の死因別死亡総数のうち、糖尿病による死亡数は1万3,480人という調査結果になりました。性別にみると、男性が7,243人、女性が6,237人となっています。
参考:(pdf)平成29年9月15日 厚生労働省「死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率(人口10万対)」
平成27年度の国民医療費は42兆3,644億円、前年度の40兆8,071億円に比べると5,573億円、3.8%の増加という結果になりました。人口一人当たりの国民医療費は33万3,300円で、前年度の32万1,100円に比べると1万2,200円、3.8%の増加となりました。
国民医療費の国内総生産(GDP)に対する比率は7.96%(前年度7.88%)、国民所得(NI)に対する比率は10.91%(同10.79%)となりました。 このうち、糖尿病の医療費は1兆2,356億円でした。年齢別にみると次のような結果となります。
参考:(pdf)平成29年9月13日 厚生労働省「平成27年度 国民医療費の概況「結果の概要」
(pdf)平成29年9月13日 厚生労働省「平成27年度 国民医療費の概況「性、傷病分類、入院-入院外別にみた医科診療医療費」
参考:(pdf)一般社団法人 日本透析医学会 統計調査委員会「図説 わが国の慢性透析療法の現況」
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