ここではL-アラビノースとコエンザイムQ10が糖尿病予防に効果的な成分なのかまとめました。
糖尿病予防のために、サプリメントを試しています。
L-アラビノースやコエンザイムQ10という成分が糖尿病予防に良いという話を聞いてから実際に試してみると、血糖値が下がって安定するようになりました!
とても嬉しいのですが、なぜL-アラビノースとコエンザイムQ10が血糖値を下げてくれたのでしょうか?
血糖値の安定に力を貸してくれる不思議な甘み・L-アラビノースと、体内のブドウ糖を減らしてくれるコエンザイムQ10の意外な効果について確認しましょう。
L-アラビノースは小麦やサツマイモなどに含まれる糖質で、砂糖の約60倍もの甘味度がある甘味料です。「糖分なら、摂取した時に血糖値が上がるのでは?」と思われた方もいるかもしれません。実はこのL-アラビノース、砂糖の吸収を阻害するはたらきを持っています。
体のなかには砂糖や麦芽糖などの糖分を分解するαグルコシダーゼという酵素があり、この酵素のはたらきをL-アラビノースが阻害。こうすることで糖分が分解されず血中にもブドウ糖が含まれにくくなり、血糖値の上昇を抑えられるというわけです。
実際に人間の体で実験したデータによると、同じ量の砂糖を摂取して血糖値の上昇をみたところL-アラビノースと一緒に摂取した場合には血糖値の上昇が3~4割抑制できたという報告もあります。
コエンザイムQ10といえば、アンチエイジングのサプリに使われている成分として有名でしょう。抗酸化作用が強く、体の老化を促進させる活性酸素を除去する作用があるため、サプリや化粧品などに多く配合されています。
抗酸化作用のほかにも体内のエネルギーを効率的に活性化させる作用を持つコエンザイムQ10。そのしくみは明確に解明されていませんが、ブドウ糖がコエンザイムQ10と結びつくことで筋肉や細胞のなかで燃焼しやすくなり、血液中の余分なブドウ糖が少なくなるとみられます。
つまり血糖値を下げることにつながるため糖尿病予防にも期待されているのです。
L-アラビノースもコエンザイムQ10も、血糖値を下げる効果がみられるため糖尿病予防を期待できる成分です。
ただし糖尿病の治療のために血糖値を下げる薬が処方されている方は、併用すると低血糖症になる可能性もあります。服用する際は、事前に医師と相談してください。
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