糖尿病を予防するためには日々の健康を維持することが大切です。健康への意識が高い人から支持を集めるトクホのドリンクで糖尿病を予防できるのか調べました。
最近、中性脂肪や血糖値を下げるトクホのドリンクが市販されていますよね。
飲みやすくておいしいし、健康診断で血糖値が下がったという話も聞くけど、本当に糖尿病予防になるのか信ぴょう性が薄く感じます。実際のところ、どうなんでしょうか?
トクホの商品に含まれる成分は、糖尿病に良い影響を与えるものだけとは限りません。トクホのドリンクを飲む前に、糖尿病患者から注目を集めている成分と注意が必要な成分について抑えておきましょう。
市販のトクホドリンクには、健康に良いとされるさまざまな成分が含まれています。
なかでも糖尿病予防に期待されているのが難消化性デキストリンという成分。主にジャガイモやトウモロコシなどから生成される水溶性食物繊維で、トクホマークの付いたお茶やコーラなど、多くの商品に含まれています。
難消化性デキストリンには、血液中のコレステロールを下げる作用があるほか小腸から糖の吸収を阻害するはたらきがあるとされ、血糖値の上昇を抑えられるそうです。また難消化性デキストリンはすい臓にはたらきかけてインスリンの分泌に影響を与えたり、食後の血糖値上昇を緩やかにしたりする効果も期待できます。
有効とされる成分がある一方で、注意したい成分もあります。
その一例として挙げられるのが主にコーラ類に含まれる人工甘味料・アスパルテーム。血液中の糖質を増やす作用があるとされ、血糖値の上昇を促す可能性があります。その一方ですい臓にはたらきかけ大量のインスリンを出すことも認められており、糖尿病患者にとって病状を悪化させる可能性もあるので注意が必要です。
こうした成分を読み解く時に注意してほしいのがトクホは薬ではないということ。あくまでも予防の一環として使用するのは問題ありませんが、糖尿病を発症されている方が飲む場合には注意が必要です。
カロリーコントロールをすることも重要ですし、処方薬を服用されている方にとって薬との飲み合わせにも注意したいポイント。医師と相談したうえで購入されることをおすすめします。
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